説明

こちらはフルオーダーで作った[彩り]シリーズの取り皿ですね。
 
彩りシリーズには焼き物用の[顔料]を使用してまして、顔料は要するに色のついた石の粉末で、色のついた石は焼いてもその色のままなので、絵の具のように着色できます。
　

　
[サイズ]
直径16cm　/　高さ4cm
 
[重ねやすさ]
重ねやすいです◎
　
[重さ]
結構軽いです◯
　
　
 

　
この取り皿は「パスタの取り皿として」オーダーをいただいて作った形になります。
　
　
　
取り皿としてちょうどいい大きさで、家庭の食卓でも活躍してくれそうな程よいサイズ感と形になっていると思います。
　
形についてはシャープなものがいいと言うことでしたので、なるべく直線的なイメージを意識して作りました。
　
器の真ん中に軽く窪みを彫り出しているんですけど、これも器の直線性とかシャープさを演出するのに役に立ってくれるんじゃないかなあと形に組み込んでみました。
　
実際に この真ん中の部分が つるんとしているものも作ってみて、ふたつを比較してみたんですけど 器の印象がかなり違いました。
　
つるんとしている方は優しい感じで、それはそれでよかったんですけど、この窪みを彫った方が器として締まる感じ、なんかこう形にキレが増す感じで、レストランの器としてはこっちの方がいかしてるんじゃないかなーと思ってこちらを採用しました。
　
 
実用性としてもオイリーな食材の場合、液体がこのくぼみにたまるので、食べ終わった時の見た目も良くなるんじゃないかしら と思っています。抹茶碗における茶溜まりのような役目ですね。
　

　
一枚一枚絵の具の模様が違うので、テーブルで取り分けたときに お客さんそれぞれの器が違うと言う点が 意外と喜んでいただけるそうです。　
 
　
このお皿のベースの色になっているのは[リリィホワイトk6020]のカラーで、この白い釉薬k6020は実は３層構造になっているので、その１層目と２層目の間に顔料で着色して、上から釉薬でコーティングすることで顔料の赤や水色といった部分がぼやけて、主張が強くなりすぎないようになっています。
　
　
このk6020は無地でも焼く回数多いのに、顔料の着色を安定させるために焼く回数が１回増えるのでやはり非常にコスパの悪い釉薬ですね。
　
　

制作：高鶴裕太
　
オーダーメイド基準価格4,600円

（基準価格はこの器の形を制作する際の基準となる価格です。釉薬によっては料金が1,000〜2,000円程度アップすることがございます）
　

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