説明

こちらはセミオーダーのお皿で、[オーバル]という楕円形に歪んだボウルの色だけ変更で、「内側を白化粧土の刷毛塗りで、外側を同じテイストで焦茶色に」というものでした。
　
　
この36010[白化粧土]の釉薬はレストランオーダーのお皿ではかなりよく使うやつでして、土ものの素材感と自然な白さ、陶器ならではの温かみのある質感というので和食でも洋食でも、天然の食材を使った料理とよく合うらしいです。
　
[サイズ]
長い方25cm / 短い方23cm / 高さ6.5 ~ 7.5cm
（個体差が多少あります）
 
[重ねやすさ]
重なりは微妙です△
楕円に歪んでいるので、重なりやすい順番があったりしますね。間にやや厚手の布を挟めばかなり重なりやすくなると思います。
　
　
このボウルはある程度高さがあるので少し側面が視界に入るんですけど、内側と外側のコントラストをパキッとさせることで、側面を意識しなくなって、ボウルの内側が主役になるよう内側を白化粧に、外側を明度の低い茶色にしました。また焦茶色具合もテーブルの色と同系色だったと思います。
　
　
この器の大事なところはやっぱり楕円の自然さで、歪んでいることが当たり前みたいなくらいナチュラルなカーブを意識して作りました。楕円具合は単純な線対象の楕円なんですけど、ここはあんまり奇抜な楕円形に歪めたり、フチの形に高低差をつけなくても、見る角度、置く向きによって印象が変わるので、普通でいいと思います。
　
あとできる限り薄作りにして、ボウルのエッジをキリッと、全体の印象が軽やかになるよう気をつけました。