釉ガラスのお皿 -36010×イチョウの灰
通常価格
9,300
円 (税込)※商品価格以外に別途送料がかかります。
説明
こちらは釉ガラスのお皿ということで、白化粧土で刷毛塗りしたお皿の 中央の部分だけガラス化させたオーダーメイドのお皿です。
そもそも釉薬(ゆうやく)というのが ガラスなんですけど、今回の場合はよりガラス感のあるガラスってことで、このお皿では「ガラス部分が なるべく緑色になるように」というリクエストで、何種類か試したところイチョウの灰を用いた場合が一番いい感じだったので、今回はイチョウの灰でガラス質部分を形成しました。
植物の灰というのは長石などと混ぜて釉薬になるのですが、灰単体でも温度を上げで焼けばガラス化します。
そもそも釉薬の発見が、土器を焼いた後、灰の中に埋もれた土器の表面にガラス形成を見つけたのが始まりだとされていますので、灰はもっとも古い釉薬と言えるのではないでしょうか。
こんな感じで灰を敷いて↓
こんな感じになります↓↓
今回は灰だけでガラス化させるほど焼成温度を上げることができなかったので 灰を融かしやすくする工夫をしていますが、それはまた別のところに記載します。
[サイズ]
直径 25〜26cm / 高さ 4.5〜5cm
(個体差が多少あります)
[重ねやすさ]
重ねやすいです◯
[重さ]
割と軽いです
陶器でガラスっぽい感じにするには、市販されているガラス粉とか そこらにあるガラスを割ったものを器のどこかに置いて焼けば こんな感じのガラス質になりまして、そこに顔料も加えることで色も調整できます。
しかし今回のお皿は [野菜を数十種類使ったサラダのためのうつわ] ということでしたので、野菜のためのうつわなら釉薬の方も天然原料で 植物由来のものがいいんじゃないかな と思って、イチョウで釉薬を作ったときにとっておいたイチョウの灰を使用しました。
やはり天然原料でのガラス形成や発色は 合成素材の場合と比べると若干異なりまして、陶器の土感、素材感との調和を考えると陶器でのガラス化は天然原料でやった方がいいと思います。磁器とかだとまた違ってきますけど。
ただ天然原料の場合は発色にムラがあったり、うまく融けてくれなかったり、小粒の石とかが混入してたりと、なかなか扱いづらい面もございまして、今回の場合も事前に「出来上がりは予定と全然違うものになる可能性(50%くらい)がありますけどよろしいですか?」と言質を取ってから制作いたしました。
ガラス形成は他の形でも かなり応用が効きそうなので、そのうち別の形でも使用すると思います。
制作:高鶴裕太
オーダーメイド基準価格9,300円
(基準価格はこの器の形を制作する際の基準となる価格です。釉薬によっては料金が1,000〜3,000円程度アップすることがございます)
オーダーのご依頼は
こちら↓のメールフォームか
またはお電話でお受けしております。
tel : 0947-28-2947
庚申窯(こうしんがま)
【陶器】オーダーメイド| 高鶴裕太の ヘタッピやきもの研究所
上野焼の伝統技術を用いた緑青流し・青織部などを施し、ご要望に添った
オリジナルの作品で空間を華やかに彩ります。土の素材感を活かし、深見
あるお色を演出する陶器は和洋どちらのメニューの食材も、艶やかさを
一層引き立たせます。オーダーメイドでお作りする器はこだわりを繊細に
表現いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
屋号 | 上野焼 庚申窯 |
---|---|
住所 |
〒822-1102 福岡県田川郡福智町上野1937 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 火曜日 |
代表者名 | 高鶴 裕太 (コウヅル ユウタ) |
info@yakimonolab.com |