ミナモ705[水縹]
通常価格
11,000〜
円 (税込)※商品価格以外に別途送料がかかります。
説明
これはミナモ(水面)というお皿で、水面のような風景をお皿にしたいと思って作ったものなんですけど、元はフルオーダーで依頼されたものになります。
一番最初は「お皿自体に高低差や凹凸があって、形も整ってないオーガニックなもので、そんな感じで 後はお任せで」ということで できたお皿です。
写真のやつも初期に作ったものなんですけど、最近では形や凹凸は少しシンプルな形になってきていますね。なぜなら一枚一枚自由に作りすぎると重なりがめちゃくちゃ悪くなるからです。
[サイズ]
たて 約26cm / よこ 約29cm / 高さ2~3.5cm
(個体差が大きいです)
[重ねやすさ]
重ねにくいです×
このお皿は手作りゆえに一枚一枚違う形を作れるのがいいところなのですが、そのせいで収納が問題になってきます。
ラックに立てて収納するとか、あるいはもうお皿の作りをフラットにしてしまうという手もあると思います。現状の形でも大まかな凹凸の場所は合わせているので 間にタオルなんかを挟めば一応重ねられるみたいです。
このお皿のポイントは 土を3種類混ぜて、その土の色の違いで一度表情を作って、その上から半透明の水色の釉薬が重なっている 多層的な見た目にあります。
水色の釉薬はもともと庚申窯で得意な色だったのでそれをうまく使って、上野焼らしいスタイルでありつつ、新しい器を、という制作意図もありました。
この水色の釉薬は本来であればテカテカつるつるに仕上がるんですけど、一度本焼きしたものをもう一度、今度は1度目よりも低温で焼き直すことによって釉薬のガラス面からツヤが落ち、マットよりの半光沢な質感を獲得しています。
この最後の半光沢仕上げがなかなか大事でして、光の反射が変わるだけでお皿の印象も随分変わりますね。
またお皿のフチは釉薬をかけずに練り込みの土の層を見せる作りになっています。フチだけ色を変えることでお皿全体の印象を引き締める効果があると思います。
裏側は土の練り込みの表情そのままの感じが結構かっこいいんですけど、この方がいいから表も釉薬かけずに練り込みで、というオーダーもありますね。その方が作るのも大変楽になります。焼く回数も一回減るし。
ミナモはとにかく[705]水縹(みはなだ)の釉薬がきれいに出てくれるか、そこにかかっているお皿で、作るたびに仕上がりが大きく変わるんですけど、そのコントロールできない感じが陶芸っぽくて気に入っているお皿です。納期があると焦るお皿でもあります。水面を模したお皿なので魚介類を使用した料理によく使っていただくみたいですね。
制作:高鶴裕太
オーダーメイド基準価格11,000円
(基準価格はこの器の形を制作する際の基準となる価格です。釉薬によっては料金が1,000〜3,000円程度アップすることがございます)
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庚申窯(こうしんがま)
【陶器】オーダーメイド| 高鶴裕太の ヘタッピやきもの研究所
上野焼の伝統技術を用いた緑青流し・青織部などを施し、ご要望に添った
オリジナルの作品で空間を華やかに彩ります。土の素材感を活かし、深見
あるお色を演出する陶器は和洋どちらのメニューの食材も、艶やかさを
一層引き立たせます。オーダーメイドでお作りする器はこだわりを繊細に
表現いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
屋号 | 上野焼 庚申窯 |
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〒822-1102 福岡県田川郡福智町上野1937 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 火曜日 |
代表者名 | 高鶴 裕太 (コウヅル ユウタ) |
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