赤苑 四方53B[鉄赤]
通常価格
12,100〜
円 (税込)※商品価格以外に別途送料がかかります。
説明
「赤苑(せきえん)」というのは造語で、まあなんか「赤い庭」的な意味にならんかな と思って付けてみたんですけど、元々はこのお皿↓でして、イメージとしてはギアナ高地のテーブルマウンテンのように、テーブルから一段上がったところに、そこだけの世界がある というコンセプトの器です。
その器を「横長の四角にして、色はそのままで」というオーダーで作ったのがこの「赤苑 四方」になります。四方は四角をカッコつけた言い方ですね。
この器は天ぷら屋さんで 揚げた天ぷらをのせるための器、すなわちカウンターに常に置かれた状態になるということで、カウンターの幅に合わせて サイズを細かく指定していただいての制作となりました。
[サイズ]
たて 12.5cm / よこ 24cm / 高さ 4cm
(個体差が多少あります)
[重ねやすさ]
間に滑り止めみたいなのを挟めばそこそこ重ねやすいです◯
[重さ]
多分普通くらい
一応 粘土の収縮率は把握しているので ある程度サイズをコントロールして作れるのですが、粘土の水分量とか、粘土をローラーで伸ばした向きとか、焼成時間の長さとかで縮み幅が変わるので、多少の誤差は出てしまいます。このお皿の時も確か縦幅が若干短くなったような気が、、
でも満足していただいたとのことでね、モーマンタイ、日本語で言うと 問題なし ということでいいんではないでしょうか。厳密にサイズをコントロールすることはなかなか難しいので許してください。
あと置かれる場所が、通常のテーブルよりも やや目線の高い位置になる ということで、お皿の横顔がよく見えるため、側面の釉薬が綺麗に流れるよう努めました。商品写真のは手元に残っていたものなので、側面の釉薬が薄いやつなんですけど、こちら↓が納品した いい感じの横顔になっている器ですね。
和食器の場合はある程度うつわ自体に強さがあった方がいいと思うので、釉薬や形で 力強さとか華やかさみたいなものを作り出せたらいいなと思っております。和食器は形のジャンル自体もいっぱいありますからねー。まだまだ研鑽を続けていかないといけないですね。
という意図があって裏側はちょっと荒い感じの彫り方をしております。おもて面が 四角の統制された形なので、裏側は有機的な動きを意識して作りました。取り澄ましてるけど内面には秘めたる情熱!みたいなイメージですね。
裏面はおもて側と同じ釉薬をかけると剥離する可能性があったのと、持った時の滑り止めを兼ねて白化粧の刷毛塗りにしました。土そのままっぽい質感ですが水は染み込まないように焼成しています。
それとなるべく足元に意識がいかないよう足元は内側に切り込んだ形にしています。少し上から見ると浮かんでるようにも見えるので、下までベタ付けで作るよりも器にシャープさと奥行きが出るんじゃないかしら、という判断でこのようにしました。
その他には あんまり移動しない器ということもあって、四角のエッジの部分を普段よりも尖らせて作っていますね。
見た目的にはエッジはキンキンにしてた方がコントラストがはっきりして印象が強くなるんですけど、機能性としてすごく欠けやすくなるので、普通に持ち運ぶ器で エッジをゴリゴリに出すのは躊躇いますね。なるべくかっこよさを維持しつつ、機能的にもそれなりに、というバランスにはいつも気をつけて作っています。
制作:高鶴裕太
オーダーメイド基準価格12,100円
(基準価格はこの器の形を制作する際の基準となる価格です。釉薬によっては料金が1,000〜3,000円程度アップすることがございます)
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庚申窯(こうしんがま)
【陶器】オーダーメイド| 高鶴裕太の ヘタッピやきもの研究所
上野焼の伝統技術を用いた緑青流し・青織部などを施し、ご要望に添った
オリジナルの作品で空間を華やかに彩ります。土の素材感を活かし、深見
あるお色を演出する陶器は和洋どちらのメニューの食材も、艶やかさを
一層引き立たせます。オーダーメイドでお作りする器はこだわりを繊細に
表現いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
屋号 | 上野焼 庚申窯 |
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