スープA_k6020 [A Whiteware]
通常価格
8,800〜
円 (税込)※商品価格以外に別途送料がかかります。
説明
こちらは形見本に基づいて作ったA Whitewareシリーズのスープ皿です。スープ皿はかなりバリエーションがあると思うので、とりあえず今回のはスープAという名前にしております。安直ですね。
左が形見本として送っていただいた白磁のお皿で、右が今回オーダーで作ったものになります↓
形見本として送っていただいた器が すでに製品として改良の余地がないくらい完成しているもので、オーダーの内容も、「この器に合わせて料理があるので、そのままの形で」ということで、直径や深さなどほとんど同じように作っているのですが、
高台の高さと広さだけ少し変えておりまして、というのも元の器は多分 圧力鋳込みで作られている器なので、製法上あまり余計なお肉をつけられないんですよね。
余計なお肉っていうのは器の構造的な厚みのことでして、鋳込み系のものは石膏型から型抜きする際に、器が崩れてしまわないよう なるべく全体を均一な厚みでデザインする必要があり、高台も低くしなければならない、という技法上の制約があります(特に量産する場合)。
なので私の感覚として元のお皿は、上から見た際のお皿の最下部が やや地面に近づきすぎている、という印象だったので、新たに作る際に高台部分を高く、そして安定性のために広くしました。
些細なところですが、こういった調整が手作りだとやりやすいですね。
[サイズ]
直径 約 23cm / 高さ 約 6cm
[重ねやすさ]
重ねやすいです◎
[重さ]
そこそこ軽いです◯
釉薬はk6020という、ちょっと黄色がかったつや消しの白になります。
↓左が白磁のお皿で、右が今回のお皿です。
白磁の方が白色度が高く、やや青みよりの白に対して、リリィホワイトの釉薬は白色度で劣る分、器自体の光の反射が抑えられるので、料理への視線をより邪魔しない感じになっているかと思います。
↓寄るとこんな感じ↓
完全なつや消しで作れるとかなり印象も変わるんですけど、ツヤがないということは器の表面が焼結していないということでもありますので、そうすると油分などでシミができたりしてしまうため、表面を浸水しない程度に焼結させつつ、あまりツヤが出ない程度のバランスで焼かなければならない、という ちょいとデリケートな釉薬でございます。焼く回数も通常の陶器よりも多いですね。
スープ皿はやはり色々な形で表現できるので、また別のパターンでも作っていきたいです。
今回のお皿では既に完成された器の形をなぞって作ることができたので、とても勉強になりました。
元の器より良くなれたかどうかちょっと心配です。白磁の器はよくできてますものね〜
制作:高鶴裕太
オーダーメイド基準価格8,800円
(基準価格はこの器の形を制作する際の基準となる価格です。釉薬によっては料金が1,000〜2,000円程度アップすることがございます)
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